2011-01-14  ホームページを改訂しました。  

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山中iPS細胞特別プロジェクト -ご挨拶-

臨床応用へ向けたiPS細胞研究

 私たちはマウスの線維芽細胞に4因子(Oct3/4, Sox2, Klf4,c-Myc)をレトロウイルスベクターで導入することによりマウスES細胞に類似した人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem cell;iPS細胞)を作出することに成功しました。さらに、同じ4因子を用いて成人皮膚由来の線維芽細胞からヒトES細胞に類似したiPS細胞を樹立することに成功しました。
 ヒトES細胞ではヒト胚を利用するため生命の萌芽である胚を破壊するという倫理的問題や移植後の拒絶反応という問題があり慎重な運用が求められますが、ヒトiPS細胞はこれらの懸念がなく細胞移植療法の資源として期待されます。また、ヒトiPS細胞は薬剤の安全性評価などに利用できるなど様々な方面での応用が期待されます。一方、遺伝性あるいは原因不明の難治性疾患に悩まされている患者さんは少なくありません。私たちはiPS細胞技術を応用してこれらの患者さん由来の疾患特異的iPS細胞を樹立し、今までは入手困難であった組織に分化させて in vitro系での病態解明を推進しています。加えて、疾患特異的iPS細胞を用いての薬剤探索研究にも着手しました。新たな治療法や新薬が開発されれば、難病に悩まされている患者さんには福音となると期待されます。



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